サーベイフィードバックの運営専門 サーベイZukan

サーベイフィードバックとは?

組織メンバー・管理職同士が集い
調査結果をもとに
自分たちで改善策を考え
決定していくワークショップです


●「調査」→「対話」→「アクション」のプロセス実現への取り組み
●中原淳氏(立教大学経営学部教授)の著書
「サーベイ・フィードバック入門-「データと対話」で職場を変える技術 【これからの組織開発の教科書】」
<日本の人事部「HRアワード2020」書籍部門 優秀賞>を受賞するなど、サーベイフィードバックはこれからの職場における新常識として注目度上昇中 →(Amazonの書籍紹介ページはこちら)

サーベイフィードバックのメリットとは?

●組織内での「サーベイフィードバック」実施を啓蒙している中原教授は、サーベイフィードバックのメリットとして以下の5点を挙げています。

①組織の課題を解決できる
②組織メンバー間の関係を良好にする
③組織のコミュニケーションを円滑にする
④組織の生産性を高めることができる
⑤組織の創造性を高める

出典:中原淳(2020)サーベイフィードバック超入門ー「サーベイフィードバック入門」オンライン読書会資料 pp.5

これらの点は実際にサーベイフィードバックを運営しているサーベイZukanとしての実感でもあります。

◆サーベイフィードバックの進め方
Step1:調査結果データの解釈(内省)

管理職本人および参加メンバーが、調査結果という「共通言語化」された「数値」と向き合い、まず各人による「内省」のプロセスを経て独自に結果の解釈を試みます。(数値を読み解く補足情報として自由記述コメントも活用します。)

Step2:参加者同士による対話

参加者同士による「対話」を通じて、お互いがどのようにその「数値」を読み解いたのか、その解釈の背景にあるものは何か(認知・経験・価値観など)を共有しながら、①「現状の把握」と②「改善に向けた取り組み」を模索します。

Step3:アクションプラン設定(持論の更新)

「対話」のプロセスを経て、より良い変化を創出するための個人・チームとしてのアクションを策定します。
(360度サーベイを活用したサーベイフィードバックの場合、自身のリーダーシップ・マネジメントの「持論」を「更新」を行います。)

なぜサーベイが現場に良い変化をもたらすのか?

●中原教授はサーベイが現場を変える効果として以下の3点+1を指摘。
①コレクション効果(サーベイがメッセージになり組織が組織にリマインドをもたらす)
②フィードバック効果(現場に返されたデータが組織メンバーに解釈されそこでおこる「不一致」こそが組織を揺さぶる)
③外在化効果(サーベイがあることでメンバーが不満や提案を「言える化」する)
自分の職場のデータだから、オーナーシップを感じる

出典:中原淳(2020)サーベイフィードバック超入門ー「サーベイフィードバック入門」オンライン読書会資料 pp.10

これらの効果は単にサーベイを実施することで得られるものではなく、サーベイフィードバックの場で当事者同士が対話を行うプロセスを通じて可能となります。

外在化効果(俯瞰・メタ認知)を活用した場

サーベイZukanでは特に③外在化効果に着目します。
「外在化」「俯瞰」「メタ認知」などと同様の概念で、

「当事者としての事象を第三者的に捉えてみる」
「問題自体を一旦自分から切り離して見つめてみる」
「鏡に映った出来事(自分)として眺めてみる」

ことを意味します。

通常の業務中の議論では、

「あの●●がよくない。間違っている」「▲▲をすぐに改善しなくてはダメだ」

と各人の主観で断定しがちな論調が、

サーベイフィードバックの対話では、数値を共通言語とした外在化効果により

「●●の数値が低いっていうことは、つまりここに課題があると言えるんじゃないか」「このAとBの数値の差を考えると、現状の▲▲を改善すべきだという解釈が成り立つのではないか」

と、参加者同士のやりとりが自然と建設的なものになります。

お気軽にお問い合わせください。

サーベイフィードバックの実践は、本来であれば職場の所属長がファシリテーターとなり運営するのが理想です。(「サーベイ・フィードバック入門」の著者である中原教授もそのような持論を展開されています。)

しかしながら多忙な管理職が新たな試みとして導入するには、正直ハードルの高さや不安を覚えるのが本音かと思います。

サーベイZukanでは皆さまに代わりサーベイフィードバックを運営します。実施時間は1回あたり1時間30分~4時間。最初の2回程度はサーベイZukanが受託、その後は自社内・自部署内で実践という展開を支援します。

サーベイフィードバックについては、上記で紹介した書籍・資料URLのほか、以下のブログにも興味深い指摘が記載されています。理解を深める上での一読をオススメします。

立教大学経営学部 中原淳研究室 ブログ 2019.6.20
「サーベイフィードバック型組織開発における「データ」とはそもそも何か?」